2月のサンガクシャ

2月2日、柴田の15回目の命日に墓所に詣りました。
寒気団が遠のいて、春のきざしが欅並木に窺われます。
柴田の父は1980年1月28日、誕生日の朝に逝きました。98歳でした。
東大化学教室の扁額「賢人畢至」のための下書きから「畢」の一字を墓石に刻み、傍らに歌碑をたてました。

      茅ヶ崎より東京に出づる汽車の窓より
      春あさき武蔵野々辺のくぬ木原
      木ぬれ芽くむかうちけふり見ゆ
      雄次


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