5月のサンガクシャ

鉢植えの落葉松の新芽が出揃いました。
昨年、八ヶ岳南麓から天女山に向かう登り坂で抜いてきたものです。
冬の間は丈12センチの小さい「裸木」でしたが、
桃の節句の頃に丸い芽ができて日一日ふくらみ、やがてほぐれて葉になりました。
1977年に建てた大泉村の山小屋は、ことのほか柴田の気にいり、
よく深夜の中央高速を走って仕事をしに行きました。
この幼木は、伸びすぎて切ってもらった庭の落葉松たちの形見のように思えます。


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