9月のサンガクシャ

九月の声を聞いて、夏のあいだ咲き続けた百日紅の勢いも
心なしか衰えたようです。
梢の上の雲も秋のたたずまいになりました。
「秋きぬと/目にはさやかに/見えねども/風の音にぞ/おどろかれぬる」
ではじまる柴田のno.96は,
「津の国の/長柄の橋も/尽くるなり/今はわが身を/何にたとへん」
で終わります。


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