7月のサンガクシャ

桔梗の最初の花がひらきました。
大学のクラスメート数人と京都の「桔梗の寺」天得院を訪ねたあとで、
美しい寺を偲ぶよすがに鉢植えの桔梗を買いました。

いつの頃からか、旅先から木の枝や草の種を持ち帰るようになって、
八ヶ岳の道端から抜いてきたカラマツは50cmほどになり、
名のわからないつる草が支えの竹を二重に巻いて庇まで届いています。
庭のすみには広の町のタンポポが芽を出しました。
それぞれが生まれた土地の風景を思い出させるので、
庭はささやかなミクロコスモスです。


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