6月のサンガクシャ

5月、三つの訃報が届きました。
柴田の母方の従弟福島新吾さん、ヴィオラの河野俊達先生、二歳違いの弟鈴木重信の三人です。
新吾さんは専修大学と中央大学の教授で「柴門連句会」のメンバーでした。
河野先生とは「子供のための音楽教室」のCオーケストラ助手になった1950年代から、
日フィル、アール弦楽四重奏団と、ほぼ10年間ともに仕事をしました。
その後アメリカに住みついて昨年90歳の天寿を全うされ、
お骨をニコライ堂におさめるために夫人が来日されました。
弟は東北大学建築学部に在学中、山に入っていた日が1年に200日を越したそうです。
スキーで山越えして電話線を敷設するアルバイトをした縁で電電公社に入り、
民営化後はNTT都市開発で建築に携わりました。
定期検査のために病院へでかける矢先に住まいの入り口で倒れまもなく息を引きとりました。
77歳でした。

先月他界した二人の遺影に、咲き始めた紫陽花が供えてあります。


戻る