昭和60年 野ロ喜三雄
柴田先生は昭和二十四年四月東京都立大学が設立されました際初代総長として就任せられ、二期即ち八年間在職せられて昭和三十二年三月御退任になりました。本稿は先生が都立大学で入学式や卒業式等で述べられた式辞の原稿を令息南唯様の御承諾をいたゞいて印刷したものであります。先生は都立大学のそのような式の式辞をその都度新に作成せられて居り、それぞれ先生の大学教育についてのお考えを承ることが出来る貴重な資料でありますが、今回は取り敢えず昭和三十年四月七日の第七回学部入学並に第三回大学院入学式式辞と先生の都立大学における最後の卒業式であった昭和三十二年三月二十五日の第五回卒業証書並に第三回修士学位記授與式式辞及び都立大学を去るに当り全学生の前で述べられたお別れの言葉を印刷しました。酒井勝郎
『先生のお宅に残っていた原稿は、達筆の崩し字で、変体仮名まじり、句読点がかなり省略してあります。編集の方々に度々お集りいただいて校正を致しました。柴田雄次先生の遺稿 『東京都立大学に於ける式辞と別辞』
出版者 柴門会
編集者 木村健二郎 内海誓一郎 野口喜三雄 酒井勝郎 岩崎友吉 大ハ木義彦
印刷所 酒井九ポ堂
発行日 昭和六十年五月二十八日
柴田雄次詩文集 |
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